「ヘアセットが上手くいったのに、よく見たら頭頂部からとアホ毛が出ている」
自分ではなかなか気づきにくいアホ毛。アホ毛が出ていると、せっかくのおしゃれも台無しになってしまいますよね。
そこで今回は、アホ毛が出やすくなる原因やアホ毛の直し方・アホ毛を予防するためのヘアケアについてご紹介します。
まずはアホ毛が出る原因を知っておきましょう。
髪が傷んでいると髪の毛が途中で切れて、その短い毛(切れ毛)がアホ毛として飛びやすくなります。
シャンプーするときや乾かすときに髪の毛同士をゴシゴシ擦ってしまうと、摩擦によって切れ毛が増えます。
また、ちゃんと髪を乾かさずに濡れたままで寝るのも、切れ毛の原因になってしまいます。
髪の毛には毛周期があり、一定のサイクルで新しい髪の毛が生まれています。
生えたてで短い毛は、他の髪になじみにくく、どうしても飛び出しやすくなります。
特に、うねりながら生えてきた毛はアホ毛になりやすいです。
毛のうねりは、毛穴の形が歪んでいたり毛根が弱っていて丸い形をキープできなくなったりしていると出やすくなります。ホルモンバランスが変化する産後や更年期に起きやすい傾向があります。
雨の日など湿度が高いときも、うねった毛や短い毛が立ちやすく、アホ毛が目立ってしまいます。
湿度が高い日は、ブローやスタイリングで綺麗に整えても、髪の毛に水分が出入りすることで元の形状に戻ってしまいやすいからです。
反対に、冬など空気が乾燥していたり髪や頭皮が乾燥したりするときも、静電気によってアホ毛が出やすくなります。
30代後半から40代前半にかけて女性ホルモンのエストロゲンが減少します。
このエストロゲンの減少によりクセやうねり、髪の毛のやせ細りが増えます。
アホ毛は、スタイリング時のちょっとしたコツで抑えることができます。
スタイリングの最後に、ヘアスプレーをコームの柄の部分にふきかけて髪の毛をなでつけます。これは撮影現場などでヘアメイクさんもやっている方法。髪に直接スプレーすると髪がバリバリになってしまったり、コーム部分でなでつけると筋がつきやすくなったりしますが、柄の部分を使えばアホ毛だけを抑えることができます。
髪は、水分が出入りすることによって癖・うねりが出やすくなります。特に傷んでいてキューティクルが開いている毛は水分が蒸発しやすいため、癖やうねりが強くなり、アホ毛が目立ちやすくなります。水分の出入りを防ぐために、ヘアオイル・ワックス・バームなどを表面につけて髪の毛をコーティングしてあげましょう。
ヘアオイルやバーム・ワックスをつけるときのポイントは、少量を手のひらに伸ばしてから薄くつけること。つけすぎるとボリュームダウンやベタついた印象になるので注意。
いつも同じ分け目にしていると、その部分の毛は傷みやすく、アホ毛が出やすくなります。
そこで、分け目を固定せず、日によって分け目を変える、もしくはジグザグに分け目を取ってまっすぐの線をつけないようにしましょう。また、分け目をつけたままきつく一つ結びにするのも避けた方が良いでしょう。分け目付近の髪が引っ張られるため、切れ毛・アホ毛の原因になります。
外出先でアホ毛が気になったときにサッと直せるように、スティックタイプのワックスやヘア用の透明なマスカラを持ち歩くと良いでしょう。特にヘア用マスカラは、毛流れをつぶさないのでアレンジときでも使いやすくおすすめです。
アホ毛予防のためには、アホ毛の原因となる髪のダメージや切れ毛を防ぐことが大事。そのための対策をご紹介します。
アホ毛の予防には、原因となる髪のダメージ・切れ毛を防ぐことが大事。そのためには、髪の保湿ケアをしっかりしましょう。
特に湿気によって髪のコンディションが悪化しやすい梅雨時期は、シャンプー・トリートメントの見直しを。
うねりが気になるときは、普段より濃度の高いトリートメントを使うのもおすすめです。
紫外線は、髪のダメージを悪化させ、切れ毛やアホ毛が増える原因になります。特に紫外線が強くなる夏場は注意。帽子や日傘で頭皮や髪を守るようにしましょう。頭皮や髪用の日焼け止めスプレーを利用するのもおすすめです。
ヘアカラーやパーマは髪のダメージを招き、切れ毛が増えてアホ毛につながります。
カラーやパーマも楽しみたいのなら、いつも以上にヘアケアを重視して補修成分の多いトリートメントなどでしっかりケアしていきましょう。
定期的にヘアカットをするのも、切れ毛やアホ毛の予防になります。髪の毛は毛先から傷んでいくので、切り戻してあげるのが大事です。髪の毛を伸ばしている方も、3ヶ月に1回程度はヘアカットをすることをおすすめします。
自分では気付いていないだけで、よく見るとアホ毛が出ている人は多いものです。アホ毛が出ていると、せっかく綺麗にスタイリングをしていてもなんとなく残念な印象になってしまいます。ぜひ今回ご紹介したアホ毛対策や予防としてのヘアケアを実践してみてくださいね。