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現役美容師が教える!カラーバター、カラートリートメント徹底解説!

鮮やかな色にしたいという要望にたいして、よく提案されるのがカラーバターやカラートリートメント

実際のところどんなものなのか?よく比較されるヘアマニキュアとの違いや、それぞれのメリットとデメリットを解説していきます。

カラーバターやカラートリートメントとは?

ヘアマニキュアと同様に髪の毛の表面に直接染料をコーティングするように染めていくカラー剤です。

種類で言えば塩基性カラーと言います。

塩基性カラーとは?

塩基性カラーは塩基性染料とHC染料で作られています。

塩基性染料とは

分子のサイズが大きくイオン結合によって染まります。色味の種類が少なく色落ちがHC染料に比べると若干遅いです。

HC染料とは

分子のサイズが小さくキューティクルのヒダの中までは入ります。入るというより付着するイメージです。塩基性染料に比べて色落ちが早いです。

なぜ2種類はいっているのか?

塩基性染料は色味の種類が少なくそれをHC染料で補っています。

色落ちのスピードもお互い違いHC染料が抜けて塩基性染料が抜けていきます。

ですので、2種類の染料のデメリットを補い合う様に作られています。

ヘアマニキュアと塩基性カラーの違い

ヘアマニキュアも塩基性カラーもイオンの結合で髪の毛をコーティングする作用は同じです。

ただ大きく違うのは、イオンがプラスかマイナスかの違いです。

少しややこしい話なのですが、健康な髪の毛はプラスの電気をたくさん持っていて、ダメージのある髪の毛はマイナスが多いと覚えておいてください。

ヘアマニキュアはプラスのイオンに働く性質があるので、健康な弱酸性の髪の毛程よく染まります。

ヘアカラートリートメントなどの塩基性カラーは、髪の毛がダメ―ジを受けてアルカリに傾いている状態ほどしっかりと反応します。

ヘアマニキュア・塩基性カラーの種類

ヘアマニキュアや塩基性カラーには大きく分けて2パターンの使い方があります。

原色カラー系

アルカリカラーとは違い、直接染料を髪表面にコーティングするように発色させるため、より鮮やかな色味を表現することが出来ます。

白髪染め系

もう1つは主に白髪染めに使用する濃い色のカラーです。

新生部にはヘアマニキュアが、ダメ―ジがある部分には塩基性カラーが良く入るので、定期的に白髪染めのリタッチを行う方にはマニキュアが本来は向いています。

ヘアマニキュアと塩基性カラーはどちらも、髪の表面にイオンンの結合で吸着します。

よって、髪の毛にハリコシが出やすくなるので、髪の毛が加齢などでハリコシが無くなってしまった髪の毛にも有効です。

塩基性カラーのメリット

ヘアマニキュア・塩基性カラーのメリットは、なんといってもきれいな発色です。

通常のアルカリカラーではなかなか再現できない高彩度のカラーも先ほどの動画のように行うことが出来ます!

また、ジアミンやブリーチ効果などもないので、頭皮や髪の毛にノンダメージでカラーができるのも大きなメリットです。

塩基性カラーのデメリット

デメリットの1つは、1度明るくした髪の毛でないと発色が分からないという点です。

そのため白髪染めは別として、色味を発色させたい場合は最低でも1度ブリーチやライトナーでベースを明るくする必要があります。

また、ヘアカラートリートメントなどの塩基性カラーも、ヘアマニキュアほどでは無いですが、色素沈着する可能性があるので使用には注意が必要です。

色味の追加なら

また、1度カラーを済ませて、退色してきた色味を補うのであれば、ヘアカラーシャンプーもおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?塩基性カラーはなんと言っても、キレイな発色でカラーを楽しむことが出来るのが1番の良さだと思います!

ヘアマニキュアとの違いも活かして、ヘアカラーをもっと楽しんで頂けたらと思います!

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この記事を書いた人

浦西祐太

美容師歴15年。15年間「髪の悩みの原因はなんなのか?」「どうすれば改善できるのか?」ということを考え、学び続けてきました。もはやマニアック(笑)な知識と経験を活かしてみなさんの髪の悩みを解決できるような記事を書いています。

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