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爪に謎の黒い線、原因と対処方法!現役ネイリストが解説!

「ふと、爪を見てみたら黒い縦線を見つけた」

なんて経験はありませんか? 

爪に黒い縦線ができる原因には悪性のほくろや、加齢の影響によるものなどがあります。

そこで今回は、爪に黒い縦線ができる原因とその対処法についてご紹介します!

爪の異常は体のサイン?

普段は気にすることが少ない爪ですが、健康のバロメーターと言われるほど健康状態が顕著に現れる場所です。

“爪を見れば体のSOSがわかる”とさえ言われ、皮膚科などでは

色の変化、形の変化、爪周囲の変化などにより、全身性の病気や体調異常を見つけ出すように、爪の観察を重要視するそうです!

爪の黒い縦線の原因はいくつか考えられますが、実は重大な病気が隠れている可能性もあるので体調の変化を表す爪のサインを見逃さないことが大切です!

爪の黒い縦線の原因と対処方法

爪の黒い縦線にはどんな原因があるのでしょうか、ここでは主な5つの原因をご紹介します。

原因1:内出血

指をドアに挟んだり、爪の上に重い物を落としてしまった時などに爪の下で出血が起こることがあります。

この出血が爪から透けて、爪が赤紫や黒紫のような色に見えることを「爪下血腫(そうかけっしゅ)」と言い、いわゆる内出血の状態のことを指します。

爪の線は時間の経過とともに赤から黒に変色していく場合があります。多くの場合、爪が伸びるにつれて先端に移動していき、次第に薄くなり消えていきます。

つまり、内出血が少量で血腫が小さい場合は、血液が吸収されて自然に消失しますが、出血が多量または持続的で血腫が大きい場合は、溜まった血液が化膿したり、爪が変形することがあります。

外傷だけではなく、マラソンやテニスなど指先で踏ん張ることの多いスポーツをしている人にもよく見られる症状です。

また、先が尖っている靴や、サイズが合っていなくて先端がキツイ靴などを履き続けた場合にも起こり得ます。

【対処方法】

基本的にはそのままでも問題ありませんし、ジェルネイルもしていただけます!

しかし、爪やその周辺が腫れて痛い、爪が剥がれそうだという場合は、皮膚科に相談してみてください。

原因2:加齢

メラニン色素の沈着やストレスなどで血行不良を起こし、爪の下や爪母基(そうぼき)に細く薄黒い縦線が何本かできることがあります。

爪床部の皮膚の凹凸が縦に平行に走っているのを反映しています。

加齢に伴い、50代を過ぎた頃からだんだんと目立つようになってきます。これを「爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)」と言い、爪で分かる唯一の老化現象です。

【対処方法】

基本的にはそのままでも問題ありません!

爪の保湿ケアなど基本的なケアで消えることもあります。

黒い縦線が急に濃くなるなどの変化があった場合には、皮膚科に相談しましょう。

原因3:良性のほくろ

爪の根元の爪母基(そうぼき)にメラニン色素を作るメラノサイトが混入し、新しく作られる爪に黒い縦線が生じたものを「爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)」と言い、良性のほくろもこの一部になります。

爪にメラニン色素が増加することで、黒い点または黒い線のようなものが発生します。爪母にも少数ですがメラノサイトが存在するため、皮膚と同じようにホルモンや薬剤の影響などさまざまな原因・刺激でメラノサイトのメラニン色素産性能が更新すると、爪にも色が着き、色素線条が現れます。

また、カビが原因で生じる病変(爪カンジダ症、爪白癬等)により、爪母にある色素を生成する細胞が活性化される場合もあります。いったん着色すると、皮膚にできるほくろと同様に消えることはありません。

【対処方法】

基本的には良性のほくろに類似していることが多いため、そのままでも問題ありません。

しかし、悪性黒色腫=悪性のほくろ(メラノーマ)に移行する可能性もあるので、普段からよく状態を観察しておくことをおすすめします。

もしも、黒い縦線が太くなる、色が濃くなるなどの変化があった場合には、すぐに皮膚科に相談しましょう。

原因4:悪性のほくろ(メラノーマ)

悪性のほくろ(メラノーマ)は、非常に悪性度の高い皮膚がんの一種で、爪床や爪周囲の皮膚に発症すると爪が黒く変色することがあります。

黒い変色部位は徐々に大きくなり、まだらな色調になるのが特徴です。進行すると爪が変形し、割れたり剥がれたりすることも少なくありません。

また、肺や肝臓、脳などに転移しやすいとされています。

見た目は良性のほくろとそっくりで見分けることは難しく、検査をして診断されることになります。

症状がある場合は早急に病院を受診してください。

原因5:アジソン病

内分泌異常疾患が原因で、爪の黒い縦線が生じることもあります。そのうちの一つ「アジソン病」は、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の分泌が慢性的に低下する進行性の副腎皮質の機能低下をきたす疾患です

爪の黒い線以外にも、皮膚に色素沈着が見られます。

色素沈着は、主として体の露出部に生じるびまん性の黒色化を特徴とし、特に圧のかかる骨の隆起部、皮膚のしわ、傷跡などに認められます。

【対処方法】

アジソン病の初期にみられる症状および徴候は、筋力低下・疲労・起立性低血圧です。

複数の爪に黒い縦線が発生する場合には、アジソン病の可能性を考慮し、すぐに病院を受診しましょう。

爪の黒い縦線を作らないためのセルフケア

これら5つの原因の中でも、主に加齢に伴ってできた爪の黒い縦線は、セルフケアをすることで、薄くしたり発生を防いだりできます!

1:しっかりと栄養を取る

2:ストレスを溜めない

3:血行を良くする

4:爪に負担をかけない靴を履く

5:紫外線対策

6:爪の乾燥を防ぐ

この6つを意識していただくことが大切です◎

まとめ

爪も体の一部、そして最初に話したように健康のバロメーターと言われるほど健康状態が顕著に現れる場所です!

皮膚と同じくしっかりとした保湿ケアと

爪のSOSに早く気がつけるよう

日頃からまめに爪のチェックをしてみてくださいね♪

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この記事を書いた人

Miu

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