髪を染めるときに使うヘアマニキュア。
「興味はあるけど、普通のヘアカラーとどう違うの?」と迷う方のために、ヘアマニキュアの特徴やとヘアカラーとの違いを解説します。
髪を染める方法といえば、ヘアカラーが一般的です。
ヘアカラーは1剤のアルカリ剤と2剤の過酸化水素が混ざり合い、髪の内部から染色をする薬剤です。
ですので、少なからず髪や頭皮に負担がかかります。
髪の毛の表面に電子的(イオン)結合で吸着し、髪の毛にハリコシを与えたり、紫外線や摩擦などの外的ダメージから守ってくれたりします。
薬剤に髪色を明るくする働きが無いため、黒髪に塗っても色の変化はありません。
しかし、薬剤による刺激やダメージが無いので、アルカリカラー剤に含まれるジアミンという染料に対してアレルギーがあるような方でも、安心して使用することが出来ます。
1つ目はあざやかな色味を再現するときに使われる、原色系のカラーです。
アルカリカラーとは違い、直接染料を髪表面にコーティングするように発色させるため、より鮮やかな色味を表現することが出来ます。
もう1つは主に白髪染めに使用する濃い色のカラーです。
髪の毛にハリコシが出やすくなるので、髪の毛が加齢などでハリコシが無くなってしまった髪の毛にも有効です。
ヘアカラーとは全く違う仕組みのヘアマニキュア。
もちろんメリットやデメリットもヘアカラーとは異なります。
表面にカラーをコーティングするしくみだからこそ、髪の毛や頭皮へのダメージが少なくてすみます。
髪にダメージを受けやすい人、頭皮が被れやすい人にとって、かなり嬉しいメニューです。
また、ヘアマニキュアはブリーチで脱色した髪の毛にものせることができます。
繰り返しのブリーチで傷んだ髪を休ませたい、なんて人にもおすすめです。
髪質にもよりますが、ヘアマニキュアの色もちは約2~4週間くらい。 日々のシャンプーで落ちていくので、比較的短期間で元の色に戻っていきます。
髪色チェンジはイメージを変えるのにもってこいですから、いろんな髪色に挑戦してみたい人にとってメリットになるでしょう。
ただし、色味によっては残りやすいものもあるので、やってみたい色のもちについて確認しておきましょう。
実は、髪質にもメリットをもたらしてくれるヘアマニキュア。
ヘアマニキュアで髪の表面をコーティングすることで、髪にハリやコシが生まれます。
ボリュームが出にくいなどのお悩みにも役立ちます!
「でも色は変えたくないし」と言う人にもヘアマニキュアには透明なものもあるので、ハリとコシだけを出すことも可能です!
ヘアマニキュアはヘアカラーとは違い、表面に色をのせるだけのカラー方法。
髪を明るくしてくれる効果はないので、元の髪が黒髪や暗髪だとあまり変化が見られないでしょう。
しっかり髪色を発色させたい場合は、元の髪を明るくしておく必要があります。
よくいえばナチュラルな色味が出せる、ということ。
色の変化が弱めだからこそ、髪が伸びても根元と毛先のカラーの差が目立ちにくい、と言う利点にもなります。
ヘアマニキュアは、普通のヘアカラーに戻したいときに少し注意が必要になります。
髪の表面をコーティングするので、髪の内部にヘアカラーが浸透しにくくなってしまうことがあるからです。
とくに赤やピンクなどのカラーは、色残りしやすく、次の髪色に響くこともあリます。
ヘアカラーを試したいなら、ヘアマニキュアがしっかり色落ちするまで待つとよいでしょう。
ヘアマニキュアをする際、肌や物に付いてしまうと、かなり落ちにくいので、注意が必要です。
しかし顔周りや首周りは、油分のあるクリームなどを塗ると、万が一付いたとしても、落とせます。
1番は美容室での施術をオススメします。
いかがでしたか?ヘアマニキュアのメリットとデメリットを理解して、どんなカラー剤を使うかは、自分のなりたい髪の色、ダメージ具合、肌の状態によって決めましょう。